Epithelial cell chirality emerges through the dynamic concentric pattern of actomyosin
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Recommended citation: Yamamoto, T.*, Ishibashi, T.*, Kiyosue-Mimori, Y., Hiver, S., Tokushige, N., Tarama, M., Takeichi, M., Shibata, T.† (2023) "Epithelial cell chirality emerges through the dynamic concentric pattern of actomyosin" bioRχiv. https://doi.org/10.1101/2023.08.16.553476
簡単な解説 (まだ中途です,書き足しています.)
本研究は,細胞スケールの左右非対称性(細胞キラリティ)がリング状のアクトミオシンから生まれる可能性について理論と実験から示したものです. 左右非対称性は身体や器官の組織の基本的な性質であり,生物の発生・機能・生存に不可欠です. これまで,私1も含めた複数のグループによって,細胞キラリティが器官レベルの左右非対称性を生み出すことが示唆されてきました. 地球上の生命体は特定のキラリティをもつアミノ酸のみを利用していることから敷衍していくと,直感的には,分子キラリティが細胞キラリティの起源であると考えられます. しかし,細胞キラリティが分子キラリティからどのようにして組織化されるのか(どのように創発するのか)はよくわかっていないのが現実です. この研究では,細胞生物学・高解像度イメージング・数理モデルを組み合わせて,上皮細胞に細胞スケールのキラリティが出現するメカニズムを新しく提案しました.